露出について

露出についてPHOTO BY Juan Bello

ここではカメラの基本である「露出」について解説をしていきます。

露出とは

露出とは簡単に言うと写真撮影における光の量を指します。これが少なければ暗い写真になり、多ければ明るい写真になります(暗い写真はアンダー、明るい写真はオーバーと言ったりします)。露出は「絞り値」「ISO感度」「シャッタースピード」の関係で決まります。ちょうど良い明るさの写真を撮るためには適正露出にする必要があるのですが、ライカで撮影する場合どのようにするのが良いのかを紹介します。

露出と絞り値について

絞り値=F値はレンズによって様々な幅があります。例えばSummicron50mm 初期の場合、f2.0〜f16まであります。このF値が小さければ小さいほど絞りを開くことになり、光がたくさん入ってきます。また絞りを開くと被写界深度が浅くなりますので、ピントがあった部分以外はボケやすくなります。撮影するときはまずボケを使った写真にしたいのか、それとも全体にピントがあった写真にしたいのかを考えると良いでしょう。そうするとおのずと先にF値を決めることになります。F値が決まると露出は残りの「シャッタースピード」「ISO感度」で適正露出に調整していくことになります。

絵作りによって絞り値=F値を決める

露出とISO感度について

ISO感度というのは簡単に言うとどれだけ光に反応するかを値にしたものです。カメラによってまちまちですが、ISO100〜ISO6400などのように選べる幅があります。ISOの値が低ければ低いほど光に反応しなくなり、受け取れる光の量は少なくなります。デジタルカメラの場合、基本的にISO感度が低いほど画質は良くなります。ですのでなるべく低いISO感度を基本とするのが良いかと思われます。「絞り値」は絵作りで決めて、「ISO感度」はなるべく低くする、となると実際に適正露出を大きく左右するのは「シャッタースピード」になってきます。

ISO感度はなるべく低いもので撮る

露出とシャッタースピードについて

シャッタースピードというのはシャッターを開けて光を取り込む時間のことです。時間が短ければ光はあまり入ってこず、長ければ光はたくさん入ってきます。ではシャッタースピードはどれくらいが良いのでしょうか。

初めのうちはこれがなかなか分かりにくいかと思います。慣れてくればだいたいこれくらいかなと予測がつくようになりますが、それでも失敗することもあります。デジタルカメラなので失敗しても良いものの、撮影チャンスが1回きりのときもあります。そのときに便利なのがシャッタースピードダイヤルにある「A」というモードです。これは自動で適正露出になるようシャッタースピードを計算して選んでくれるありがたいモードです。これにより毎回シャッタースピードを考えなくても撮影に集中することができます。

ただひとつ問題なのは動きが早いものを撮るときです。動きが早いものをブレないように撮影したい場合、シャッタースピードは短くしなければなりません。そのようなときに「A」モードだと意図しないシャッタースピードになってしまうので、そこはマニュアルでシャッタースピードを決めておくと良いでしょう。シャッタースピードを短くしたことで適正露出が得られない場合はISO感度を上げ、それでも難しい場合はF値を見直すという方法をおすすめします。

シャッタースピードはオートにすると撮影に集中できる

ただし動きの早いものを撮るときは注意が必要

外が明るすぎる場合

日中など太陽光が強い場合、シャッタースピードを一番短くしてもオーバーになることがあります。そのような場合はNDフィルターというものを使います。フィルターによって物理的に光の量を減らすことができますので、明るい場所で開放で撮りたいという場合にも便利です。

さいごに

露出というのは写真のイメージを決める上でとても大きな要素のひとつです。同じ写真でも少しの露出の変化で見え方が大きく変わってきます。あまりにもアンダー過ぎたり、オーバーすぎるのは写真として基本的には良くないことになりますが、しかし適正露出に正解がないのも事実です。露出をいろいろ変えて撮ってみて、好みのイメージになったものを採用するということを繰り返していくうちに自分なりの露出が見つかってくるかもしれません。

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