ライカサファリが欲しい!サファリ、軍用オリーブカラーの魅力とまとめ

ライカサファリが欲しい!サファリ、軍用オリーブカラーの魅力とまとめ

ライカには特別な限定モデルが多数存在しますが、その中でも長い歴史があるのが軍用オリーブペイントのモデルです。

現在では「Safari(サファリ)」と称されるカメラやレンズがそれにあたります。このライカサファリモデルの歴史をまとめます。

ライカのカメラにおけるSafari(サファリ)軍用

フィルムライカの時代では軍用として「Olive」というモデルが少数存在していました。ライカのカメラは技術発展と密接に関わる産業に供給されていた経緯があり、オリンピックの記録や軍事での敵情視察などに使われました。特にこの軍用モデルは人気があり、その見た目のかっこよさやペイントの堅牢性からも憧れのライカのひとつだったと思います。また当時はその実際に使われたオリーブペイントにならって、塗装の専門業者に自分のライカを後塗りでペイントするのも流行りました。今でも中古市場に後塗りのライカM3やライカM4、またはバルナックなども見かけます。

余談ですが軍に支給されたレンズ群もあり、それを示す特別な刻印のあるものも存在します。特にスウェーデン陸軍に供給されたブラックペイントのエルマーなどは私もよく憧れました。

そんなオリーブペイントですが、現在にもその痕跡が受け継がれており、断続的にサファリモデルが発売されています。デジタルライカはライカM8.2から、ライカM-P (Typ240) 、ライカM10-Pにサファリが存在します。

Leica M8.2 Safari

LEICA M8.2 Safari
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500セット限定。操作部はシルバー、残りの部分はオリーブカラーでまとめられ、またシルバーレンズとの相性も良い特別のモデル。

Leica M-P (Typ240) Safari

LEICA M-P (Typ240) Safari
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1,500セット限定。ライカM-Pをベースにオリーブのエナメルペイントが施された特別モデル。

Leica M10-P Safari

LEICA M10-P Safari
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1,500台限定。ライカM10-Pをベースにオリーブペイントが施された特別モデル。シューカバーもシルバーになりました。

ライカM8.2のみ赤バッジがあってちょっと新鮮ですね。細かいところの配色もちょっとずつ違うので見ていて楽しいです。

ちなみにサファリではないですが、近いカラー展開の限定モデルもあります。

Leica M10-P Reporter

LEICA M10-P Reporter
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Leica M Monochrom Kyoto

ライカサファリが欲しい!サファリ、軍用オリーブカラーの魅力とまとめ

10台限定の抹茶ライカ。

なおフィルム機にはライカMPオリーブセットというものが存在します。ライカ京都店の開店記念に発売されたもので、シルバーのSummilux 35mm f1.4 ASPH.との組み合わせで100セット限定です。

そしてレンズのほうはというと、限定的に本数を絞って過去発売されています。

ライカのレンズにおけるSafari(サファリ)軍用

Summicron M28mm F2 ASPH. Safari

Summicron 28mm f2 ASPH.
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ズミクロンM28mmは世界で500本

Summicron M50mm F2 Safari

Summicron 50mm f2.0 4th (第4世代)
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限定数は全世界で500本。

APO-Summicron M90mm F2 ASPH. Safari

APO Summicron 90mm f2.0 ASPH.
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アポズミクロンM90mmは250本。

ズミクロンのみというのもポイントですね。サファリが狩猟という意味があるので、カメラはステルスを重視したプロフェッショナルモデルとして番外編のような位置づけで、レンズもズミルックスのように緻密なピント合わせが必要なものというよりズミクロンのリアリティさが優先されているような印象もあります。

Light lens lab 35mm f2 (周八枚)
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Summicron 35mm f2 1st(通称8枚玉)を復刻させたLight lens labの35mm f2にもサファリカラーがあります。こういうのを合わせて楽しむのも通です。

今後のサファリの展開も楽しみですね。こまめにチェックするとサファリは見つかるので、サファリカラーのカメラ×レンズで、ちょっとひと味違ったライカで都市を狩猟するように写真を狙うのも一興かもしれません。

またライカの一眼レフ、ライカR3はボディにもサファリが存在し、R用レンズとしてもSummilux-R 50mm f1.4 2nd Safariなどもあります。

カメラのボディケースとストラップでもサファリ

あと、カメラやレンズまで手が届かないけれど気軽にサファリ気分を味わうなら、ボディケースとストラップを変えるのも手です。ブラックペイントやブラッククローム、シルバークロームのカメラにもこのオリーブのケースは非常に良く合います。

がちがちのミリタリーは苦手だけど、程よいミリタリーテイストは合わせやすくファッション的にもポイントになるのでおすすめです。

まとめ

以上、ライカの「サファリ」にスポットを当ててみました。ライカは色ひとつでもがらっと印象が変わるのが不思議です。伝統的に受け継がれているカラーだからこそ、手にすることで写真への気概を示すような側面もあるかもしれません。サファリカラーを取り入れて、あなただけのカメラ×レンズ×αの組み合わせ、どうでしょう。

X(@soyumn)やってます。
ライカで撮った写真やライカ関連ツイートを日々更新中。

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