ライカの買い方 入門編

ライカの買い方 入門編

ここでは実際にライカを購入する場合の「ライカの買い方」について、基本的なポイントを抑えながら解説をしていきます。なおライカを初めて安く手に入れるポイントやモデルの選定に関しては「安く手に入れる、初めてのライカ」を、他のカメラと合わせて検討している場合は「ライカと他のカメラとの違い」なども参考にして頂ければと思います。

ライカの買い方の前提

実際にライカを買うとなった場合、高額な買い物をすることになりますが具体的に何に気をつければ良いのでしょうか。ライカを正規で新品にて購入する場合、店員さんから様々な説明を聞くことができ、詳しく検討が出来ます。そして購入後の保証なども充実しています。これが最適ではあるもののやはり価格がネックとなり、中古ライカのカメラボディや中古ライカレンズを購入するという選択肢が有力になってきます。

中古品は値段も手頃ながら、たくさんのモデルから選ぶ楽しみもあっておすすめではありますが、中古品を購入する上で気をつける点、見るべきポイントなどをしっかりと抑えておく必要があります。長い付き合いとなるカメラなので少し事前に勉強をし、しかるべき方法で自分にとって納得のいく買い物にしたいところです。

カメラボディとレンズそれぞれについて購入における注意点などを解説していきますので、ライカ購入の際に参考にして頂ければと思います。

Leica M
中古でライカボディを探す

Leica
中古でライカレンズを探す

中古ライカカメラの買い方

ここではライカのデジタルカメラの購入について記載していきます。これらのライカはデジタルカメラとはいえ様々な機構を備えており、それらの状態について細かく見るべきポイントがあります。きちんとそのポイントを抑えてなるべく細かくチェックすることをおすすめします。

中古ライカカメラを見るポイント

一般的なカメラ店であれば問題のある箇所などは予め商品付近に記載されているかと思います。しかしこれも店舗側の判断による所が大きいので、必ず自分自身でチェックするのが良いでしょう。

・外装の傷
カメラ全体を細かく見て外装の傷をチェックします。年月が経てば経つほど新品同様品というのは見つけにくくなりますので、ある程度の傷は許容する必要があるのかもしれませんが、付いてある傷というのはなくなることはありません。これくらいの傷ならいいかと思って買った後に、段々とその傷が気になってくる、ということもあります。自分の中で許せる部分とそうでない部分をしっかり見極めて、最初の段階で納得して購入するのがおすすめです。

また外装に少しでも凹みがある場合、派手に落としたり、硬いものにぶつけたりした可能性があります。カメラを振って異音などしないか、動作や性能に異常はないか、より詳しく見ていったほうが安心です。

・ファインダーの状態
ファインダーは撮影において最も重要な部分のひとつです。常に目にするところなので、ファインダーの中の状態を細かくチェックすることはとても重要です。明るいところに向けてファインダーをのぞき、ゴミやほこり、傷やくもりなどがないかどうか確認しましょう。ライカの場合、後で修理をするとなるとけっこうな費用がかかってきます。なるべく状態の良いものを選ぶのが懸命です。

・物理ボタンの挙動
カメラが使い込まれている場合、電源スイッチやダイヤル、ボタン類が消耗していることも考えられます。実際にそれらを動かしてみて、押したときに違和感がないか、クリック感はしっかりあるかどうかなど確認することも大切です。

・動作確認
実際にシャッターを切ってみて、問題なく動作するかも念の為確認するようにしましょう。操作で分からないところは素直に店員さんに聞いてみるのも良いです。

<M型の場合>

・距離計
ファインダーをのぞいて二重像がしっかり現れているか、レンズのヘリコイドを回したときに距離計の動きに問題がないかどうかを見るようにしましょう。フレームセレクトレバーがある場合は動かしてフレーム枠がしっかり切り替わるかも確認するとなお良いかと思います。

・底蓋
底蓋を開けてみてスムーズに開閉できるかも確認すると良いです。どこかに大きくぶつけた場合は歪んでいる可能性もあります。

<交換レンズタイプに共通するポイント>

・レンズとの相性
カメラとレンズの見た目の相性も重要な要素のひとつです。もし購入を考えているレンズがあるのであれば欲しいカメラに実際に装着してみて、試してみるのも良いでしょう。

Leica M
中古でライカボディを探す

中古ライカレンズの買い方

中古のライカレンズは状態に個体差が大きく、見るべきポイントもたくさんあります。初めはどこを見て良いのか分からず価格だけで決めてしまったり、売り文句に載せられて粗悪品を掴まされてしまうこともあるので注意が必要です。またライカのレンズは一度購入すると長く使用することになります。予算に特別余裕のある方以外は簡単に乗り換えもしにくいので、なるべく自分の理想のものに出会えるよう、じっくりと根気良く探す努力も必要です。見るべきポイントとしては以下になります。

中古ライカレンズを見るポイント

・レンズの傷
まず見た目に分かりやすいのが傷です。レンズが露出している部分は前方と後方があり、やはり前方にある前玉に傷が付いていることが多いようです。浅い細かな傷は多少であれば画像への影響はありませんが、多くなってくると画像が滲んだり光の影響を受けやすくなります。気になるようであれば傷のチェックは必須です。

・くもり
レンズをのぞいたときに全体的にくもっていないかも確認が必要です。くもりがあるとやや解像感が甘くなり、オールドレンズ特有の写真になってきます。これを良しとしてあえて使う方法もありますが本来の描写とは異なってくるため、まずはすっきりと抜け感のあるものを選ぶのがおすすめです。

・カビ
日本はカビの発生しやすい国です。古いレンズで保管方法が悪いとカビのあるものにも遭遇します。白い点やモヤのようなものがあればそれはカビです。そのレンズがどのように保管をされて現在に至るかわかりませんので、光にかざして気になるところがないか確認しましょう。

・コーティング劣化
コーティングとはレンズ表面についてある膜のことで、これがあることによりレンズを通る光が反射しないように出来ています。コーティングが劣化すると画像が一部白っぽくなったり、フレア、ゴーストなども出やすくなります。レンズを注意深く見てコーティングがきれいに施されているものを選びましょう。

・バルサム切れ
バルサムとはレンズ同士の接着剤のことを言います。これが剥がれていたり変質していたりすることをバルサム切れといいます。部分的に白くなっている箇所があればバルサム切れの可能性があります。写した画像に影響が出てくるのでこちらも注意が必要です。

・絞り羽の油染み
古いレンズだと絞り羽に油のような液体がついていることがあります。よくあることなので気にしすぎる必要はないのですが、ひどいとそのまま固まって動かなくなっていることがあります。絞りの動きが悪くないか、スムーズに動くかは確認しておいた方が安心です。

・外観
やはり外観も重要です。まずは性能や撮影に影響の出るものがないかを確認し、それ以外に関してはどこまで許容できるかになってきます。またきっちり清掃することで見違えるようにきれいになる場合もありますので、汚れと傷は分けてチェックすることが大切です。

・フード
ライカのレンズには専用のフードが用意されていることが多いです。フードがあるとないとでは撮影に大きな差が出てきますので、状態の良いフードが付いているものを選びましょう。これらは別途購入するとけっこう高いので注意が必要です。

・付属物
フードキャップやリヤキャップなど、何が付属するのかも確認しましょう。ライカの場合プラキャップであってもけっこうな価格がすることがあります。なるべく揃っているものを購入しておくと後で出費もかさみません。

けっこうたくさんありましたね。

自分で見てよく分からない場合は店員さんに聞きましょう。詳しく教えてくれない店はアフターケアも十分でない可能性もあるので、初心者は少しばかり高くてもフレンドリーに付き合える店が良いかもしれません。

またライカの古いレンズは同じモデルでもボケやピントの具合などがそれぞれ異なることがあるようです。店頭で細かくチェックして比較するのは難しいものの、実際に撮影をさせてもらったり、特徴を聞いてみるのも良いでしょう。

Leica
中古でライカレンズを探す

オークションでの購入

実店舗より安く購入できるのがネットオークションです。レアなものもときどき出品されるのでこまめにチェックすると良い出会いもあるかもしれません。ただし、カメラやレンズに限っては失敗しやすいのも事実。数枚の写真では細かい状態を把握することが出来ず、購入後に届いた現物を見てみたらがっかりということも多いようです。

これまで中古品を購入する上で見るべきポイントをまとめてきましたが、それぞれについてある程度見る目が育ってから利用することをおすすめしておきます。また海外から安く仕入れて、粗悪なものをまるで状態が良いように売っている転売屋も多いので、実店舗のあるカメラショップが出品しているものか、もしくはカメラに詳しい個人から買うのが良いのではないかと思います。

しかし状態に関しては個々の感じ方による部分も大きいので、自身で画像から判断できるようになるか、あやしいものは見送る決断も必要でしょう。

ライカは一度買うと買い替えない限り長く持ち続けるものです。多少高くても状態の良いものを買うと、後で分解清掃したり買い直したりと追加の費用もかからず、結果として経済的なこともあります。しっかりと自分が何を求めるのか把握した上で商品を見て決める、というのが良いと思います。

ライカというものを買う人は、おそらく買ったカメラやレンズにとても愛着を持つと思います。事務用品などを買うのとは違い、自分の家に誰かを向かい入れるような、そんな大きな決断のイメージに近いところもありそうです。カメラやレンズはこれから写真という道を一緒に歩む相棒です。しっかり吟味して根気をもって探せば運命のものに出会えるかもしれませんね。

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