【SIGMA fp】ミニマリスト向けカメラの組み合わせと設定
写真との付き合い方をミニマルな方向にするという記事を書いた。
その後手持ちの機材で一番ミニマルな組み合わせを考えて生活に取り入れているのでちょっと紹介してみたい。
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CONTENTS
ミニマリスト向けSIGMA fpの組み合わせ
最高にコンパクトなSIGMA fpとUtulens
SIGMA fpとUtulens
SIGMA fpとUtulens
結局落ち着いたのがこの組み合わせ。Utulensについては過去で紹介したもの。
やはりSIGMA fpはライカよりも気軽に撮れるカメラという印象が強い。レンズを極力軽くすれば追加のグリップHG-11を付けなくて済むし、本来の美しいSIGMA fpのまま使える。レンズとの組み合わせで重量は450g。フルサイズとしてはなかなか軽い方だと思う。
このレンズは32mmくらいの焦点距離なので、普段28mmが基本画角の自分にはちょうど良い。しかし時折、標準画角で撮りたくなるときもある。そんなときにはSIGMA fpにはクロップ機能がついているからクロップをONにする。これで、32×1.5=48mmという標準画角になる。
またこのUtulens自体は最短撮影距離が1mほどなのであまり近寄れないが、ヘリコイド付きのマウントアダプターを付けているので、いざとなれば20cmほどまで寄れる。クロップで48mmにして20cmまで寄れば目に止まった物撮りもけっこういけてしまう。
とにかくコンパクトで奥行きがないのが気に入ってる。
ミニマリスト向けUtulensの撮影の設定
散歩/出かけるときはとにかく何も考えずにカメラを持っておく。そして設定はシャッタースピード優先にしておく。このレンズはF16固定なのでシャッタースピードを1/125sにしておき、ISOはAUTOにすると何も考えずにシャッターを切れる。そして重要なのがディスプレイの設定だ。
パンフォーカスで難しいことを考えずにただシャッターを切りたいのに、最近のデジカメは画面がどうしてもうるさい。デジカメだからしょうがないのだけど、被写体よりもディスプレイ表示のほうが目立つ。そこでSIGMA fpではディスプレイの表示をすべてOFFにする方法がある。
MENUのSYSTEMから□モード設定に行き、消したい表示を切っていけばOK。表示を全部ONにしたものとOFFにしたものを用意しておけば、後は□ボタンを押せば交互に入れ替わる。
これで背面ディスプレイに写る被写体のみに集中して写真を撮れるようになる。これがかなり良い。
更にカラーモードはモノクロームにしておけば色味にさえ惑わされることがない。色味は不確定なものだから、もし後で調整したければDNGをさわれば良いだけだ。
ミニマリストはただシャッターを切るのみ
ちなみに背面液晶だけで撮影をしているとあるあるなのが、晴天下で見えない問題。SIGMA fpも晴れている海沿いなどではほぼ見えない。マニュアルできちんと撮るならこちらが必須になる。
またEVF-11をつければ解決するけど、そうなるとこのコンパクトさがスポイルされる。背面フードを用意するほどでもないし、結局上記のように設定固定で適当に撮る、というスタイルに日常は落ち着いている。
SIGMA fpとUtulensの作例
せっかくなので日常で撮ってるなんてことのない作例ものせておこうと思う。
ミニマルにコンパクトに生きること
あれ、普段のカメラってこれくらいでいいんじゃないか?って思えてくる。もちろん画質はしれているので、後々プリントして作品にしたいって場合は無理だけど。
重さはちょっとアップしてしまうが、これをエルマー35mmにしたり、ズマロン28mmにしたり、お好みのパンケーキレンズにすれば、普段のスナップはより充実してくる。
現代人はすべてがオーバースペックになりつつある。都市でゴアテックスを着たり、使わない部屋に家賃を払ったり、過剰なサブスクや保険を支払い続けている。
写真はもっとコンパクトで良い。これでも「良い写真」は撮れるはず。
とにかく身軽でありたい今の自分にはこれくらいの機材がピッタリだ。フルサイズ一眼に24-105mmの巨大なズームレンズをつけて旅をした日が懐かしい。
そういやMS-Opticalでペラールとかアポクアリアとか薄いパンケーキレンズがたくさんあったな、、と機材がまた気になっているのは秘密だ。
X(@soyumn)やってます。
ライカで撮った写真やライカ関連ツイートを日々更新中。
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