LEICA M-P (Typ240)レビュー
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LEICA M-P (Typ240)の仕様(スペック)
- マウント
- Mマウント
- 撮影形式
- デジタル
- タイプ
- M型ライカ
- レンジファインダー
- 0.68倍
- シャッター最高速
- 1/4000
- シャッター最低速
- 60s
- ISO
- 200〜6400
- 撮像素子
- 35mmフルサイズ 2400万画素 CMOSセンサー
- 露出モード
- 絞り優先AE、マニュアル
- 液晶モニター
- 3.0型TFTカラー液晶モニター(約92万ドット)
- サイズ
- 139×80×42mm
- 重量
- 680g
- 製作年
- 2014-
- カラー
- ブラック / シルバー
- 市場価格
- 約400,000-550,000円
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LEICA M-P (Typ240)の特徴
ライカで初めてCMOSセンサーを採用しライブビューが行えるようになったライカM (Typ240)のプロフェッショナルモデル。ライカM-P (Typ240)のPはプロフェッショナルのP。より控えめな見た目でプロ仕様の細かなバージョンアップが図られている。
基本性能はほぼライカM (Typ240)と同じ。外観の変更点としては前面の目立った赤バッジ(ライカロゴ)はなくなり、「M」の刻印もなくなっている。ライカM (Typ240)にはなかったフレームセレクトレバーが復活し、これまでのライカらしい印象に戻った佇まいとなっている。またブラックに関してはブラックペイントに変更された。
トップカバーの軍艦部には筆記体のクラシックロゴが追加され、背面の液晶カバーにはサファイアクリスタルガラスを採用。特殊なツールでない限り傷が付かないようになっている。背面のLEICA CAMERA MADE IN GERMANYの文字もなくなっている
またサムホイールと方向キーもブラックになり、より控えめで目立たない雰囲気に調整をされているモデル。
LEICA M-P (Typ240)の使い勝手
基本的な使い勝手はライカM (Typ240)と同じだが、バッファーをこれまでの2倍、2GBの内蔵RAMを詰んだことで連射性能が上がった。といっても他の国産カメラと比べるとそれほど優れたものでもないため、一般的なライカユーザーとしては大きな変更点とは言い難いのは事実。また少し長いと感じられる起動時間については変わらず。
つまり正直なところ機能面の大きな変化はそれほどなく、ライカM (Typ240)との違いは見た目がほとんどだと捉えて良いだろう。(液晶ガラスの硬質化もフィルムを貼り付ければ大きな問題はない。)
ライカM (Typ240)の前面の赤バッジは非常に大きく目立ったため、スナップ時やポートレート撮影時にカメラそのものの存在を消したい場合はライカM-P (Typ240)のほうがおすすめ。「M」の刻印がなくなったことや、軍艦部のクラシックロゴが追加されたことでフィルムライカのような佇まいになったことは往年のライカユーザーにも受け入れられやすい印象がある。
なお、ライカM9-Pの軍艦部のクラシックロゴの下には「LEICA CAMERA AG GERMANY」とだけあるが、ライカM-P (Typ240)では「LEICA CAMERA WETZLAR GERMANY」となっている。これはライカ社がゾルムスからヴェッツラーへ本社を移転させたことによるもので、往年のライカファンとしては嬉しいポイント。
その他ライカM (Typ240)と共通の使い勝手としては、暗所耐性の向上により撮影に自由度がかなり増したこと、ライブビューにより広角やマクロ域、超望遠域の撮影が無理なく行えるようになったこと、また他社製レンズの使用が実質可能になったことなど利点は大きい。
LEICA M-P (Typ240)のメリット、デメリット
- 他のライカに比べて大きく、重い。
- 上記によりサムグリップをつけると安定する。
- ライブビューモードでフォーカスピーキングがある。
- 電源を入れてから2秒程度のラグがある。
- 往年のライカらしい佇まい。
- ブラックペイントなので経年で剥げてきて真鍮が見えるエイジングを楽しめる。
- 自然な色味が得られやすい。
- 暗所に強く、室内においても撮影しやすい。
- マクロや距離計非連動レンズ、望遠レンズが使える。
- シャッター音はやや静かに。
- 背面液晶が見やすい。
- Rレンズを使用することができる。
- M9、M10とも異なる絵作り。
LEICA M-P (Typ240)に関するアイテム
LEICA M-P (Typ240)で撮影された作例
PHOTO BY Silvision
PHOTO BY Silvision
PHOTO BY Silvision
PHOTO BY Silvision
PHOTO BY Silvision
LEICA M-P (Typ240)を選ぶのに向いている人
ライカM (Typ240)とは性能において大きな違いがないため、ほぼ見た目で選んで問題はない。ライカM (Typ240)はブラッククローム仕上げなので傷が付きにくく、多少荒く使用しても外観の変化がないのが特徴。一方ライカM-P (Typ240)はブラックペイントなので使うほどに外観に傷やペイントロスが発生する。このエイジングを楽しめるのであれば、自分だけの唯一無二のライカを育てていく感覚のあるライカM-P (Typ240)が良いかもしれない。
なお、ライカM10はM10-Pになってもブラッククロームのみの製造となった。ライカの現代的な設計思想からするとブラックペイントは一部の特殊なモデルのみに適応される可能性が濃くなってきたため、このライカM-P (Typ240)はやや貴重なモデルとなっている。デジタルカメラながらも長く愛用でき、使い込むほどに愛着の沸くカメラというのも非常に粋な選択だと思える。
LEICA M-P (Typ240)の特別モデル
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・卓球ラケット素材を感じるライカ。LEICA M-P (Typ240) grip by Rolf Sachs
・ラグジュアリーなシンガポール限定ライカ。LEICA M-P (Typ240) Marina Bay Sands
・まるでヴィンテージライカのような特徴的なデザイン。LEICA M-P(Typ240) CORRESPONDENT By Lenny Kravitz
・オールチタンの特別なライカ。LEICA M-P (Typ240) titanium
・オリーブペイントのライカ。LEICA M-P (Typ240) Safari
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フォトヨドバシ "RANGEFINDER" | LEICA M-P (Typ240)
Kasyapa for LEICA | LEICA M-P (Typ240)
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