LEICA M10レビュー

LEICA M10
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LEICA M10

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LEICA M10の仕様(スペック)

マウント
Mマウント
撮影形式
デジタル
タイプ
M型ライカ
レンジファインダー
0.73倍
シャッター最高速
1/4000
シャッター最低速
125s
ISO
100〜50000
撮像素子
35mmフルサイズ 2400万画素 CMOSセンサー
露出モード
絞り優先AE、マニュアル
液晶モニター
3.0型TFTカラー液晶モニター(約103万ドット)
サイズ
139×80×39mm
重量
660g
製作年
2017-
カラー
ブラック / シルバー
市場価格
約550,000-750,000円

LEICA M10

LEICA M10の特徴

M型デジタルカメラとして革新的な進歩を遂げたライカM (Typ240)に続く、M型の正式なナンバリングを冠したカメラ、ライカM10。

これまでのM型デジタルライカの中で最も薄型のボディとなり、フィルムのM型とほぼ同等のボディ厚になった。なおフィルム機が38mm、M9が39mm、M (Typ240)が42mm、M10は38.5mmとなっている。

新センサーの採用により高感度撮影がライカM(Typ240)よりも向上した。ファインダーはライカM (Typ240)に比べ非常に見やすく広くなった。数値では30%拡大しているという。倍率は0.68倍から0.73倍になった。

その他にも距離計の改善、ISOの物理ダイヤルの採用、背面ボタンのミニマル化、ストラップ金具の傷防止パーツの削除など変更点も多い。

一通りの機能を備えたフィルム機でいうM6のような存在。誰にでもおすすめができ、ライカの良さを存分に味わうことができるスタンダード、かつ最高にシンプルなモデルだと言える。

ライカM (Typ240)は動画撮影機能を取り入れたことが不評で、その後ライカM (Typ262)という動画とプレビューを省いたモデルまでライカ社は発表した。こちらは好評だったようで、引き続きライカM10では動画機能は削除されている。

またwifi機能を初めて採用し、Leica FOTOS等アプリと連動してシャッターを切ったり、撮影画像の確認、現像アプリとの連携が可能。

LEICA M10

LEICA M10の使い勝手

大きな変更のひとつであるISOの物理ダイヤル。
巻き戻しノブ風のISOダイヤルはバランスの良い場所にあるが直感的に扱えるものの、急ぐスナップなどでは使いやすいかというとそうでもない。このダイヤルは上に持ち上げて操作するが、やや固いためちょっとコツがいる。ただそんなに頻繁に変えるものでもないので許容範囲かもしれない。またISOダイヤルが上部についたことで、ISO、シャッタースピード、絞り、ピント距離がひとめで確認できるメリットがある。

ISOは50,000まであるが実用は6,400から12,500程度。それ以上は非常にノイズがのるので特殊な条件においてのみ活躍すると考えたほうが良い。

またEVFは見やすくピントも合わせやすいが解像度はあまり高くなく、ライカQやライカSLほど見やすくはない。

シャッター音はそれなりにする。少し高めの乾いた小気味よい音なので被写体にシャッターを切っていることを知らせる必要がある場合などは分かりやすく良いこともある。

バッテリーに関してはライブビューを使わなければそこそこ持つが、EVFをつけっぱなしにしていると一日をもたせるのは難しい。どちらにせよ必ず予備がいると考えたほうが吉。

色味や画質の傾向としてはライカM9に近づけて設計したとライカ社は発表している。実際の出てきた絵を比較すると、「ライカM9の個性を少し穏やかにしてシャープにした」という表現が合う。M9特有の艶めかしさや怪しさみたいなものは少し影を潜め、より現代的に精細に描写している雰囲気が強く感じられる。

これは好みの問題かもしれないが、オールドレンズ+ライカM9の組み合わせで撮影した場合、少しもやっとした写りになったのならM10に変更することでより個性を出しつつくっきりとした絵を得られる可能性が高い。レンズは資産、カメラはよりレンズの魅力を引き出すための道具と考えると、使い分けるメリットもある。

ダイナミックレンジ、コントラストは充分で申し分ない。2400万画素ローパスレスから生み出される解像力は圧倒的。画像サイズで足りないと感じることはほぼないだろう。なおM10-Rでは4000万画素になり、こちらはこちらでまた異なった使い方ができるメリットもある。

外観としては厚みが減ったこととISOダイヤルが程よいアクセントとなりバランスがよくすっきりした印象がある。これまで軍艦部に筆記体のクラシックロゴがない場合、のっぺりした印象があったが、バランスが良いことでデザイン的な完成度も高いように感じられる。

またM型ライカとしてはクラシックな形状だがグリップに若干の難があることをライカ社が把握したのか、純正のサムレストが製造されている。

赤バッジはライカM (Typ240)よりも少し小さめになり、これまでの基本的なサイズ感になった。



LEICA M10のメリット、デメリット

  • 他のライカに比べて薄い。
  • フィルム機とほぼ同じ厚みになった。
  • ISOダイヤルがつき、直感的に操作できる
  • ブラッククロームは傷がつきにくく扱いやすい
  • 自然な色味が得られやすい。
  • 暗所に強く、室内においても撮影しやすい。
  • マクロや距離計非連動レンズ、望遠レンズが使える。
  • スリープからの復帰に少し時間がかかる。
  • 背面液晶が見やすい。
  • Rレンズを使用することができる。
  • M9と近しい絵作り。
  • コンパクトで携帯性にすぐれる。
  • すべての撮影設定を軍艦部で確認できる。

LEICA M10に関するアイテム

LEICA M10で撮影された作例

LEICA M10PHOTO BY Alexandre Dulaunoy

LEICA M10PHOTO BY Ben Ledbetter, Architect

LEICA M10PHOTO BY [DV8] David Patrick Valera

LEICA M10PHOTO BY Happy When Shooting

LEICA M10PHOTO BY Alexandre Dulaunoy

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LEICA M10を選ぶのに向いている人

これといって大きなデメリットがなくなったライカM10。
(あえて言うならスリープ状態からの復帰はM9くらいにしてほしい)

これまでフィルム機と比べて、、他のデジタルカメラと比べて、、等、様々な欠点が上げられていたM型デジタルだったが、ナンバリング10にして大きな問題点を克服し、とうとう皆が思う理想のカメラが完成したといっても過言ではないものになっている。

ライカの特徴である操作のシンプルさ、突出した圧倒的な解像度、速写性はそのままに、様々な課題をこの小さなカメラの中に収めたライカの執念は敬意に値する。これぞライカ、といえる新しいスタンダードはナンバリングの10に相応しいとも思えてくる。

やや没個性的となってしまったと揶揄されることもあるが、遥かにM9よりも写真は扱いやすく、ライカM (Typ240)も快適なサイズ感で、また双方よりも暗所に強く室内でも撮影しやすい。

長くライカを使用している人であれば、この差は僅かとも捉えられるし、逆にこのアップデートが撮影スタイルに大きく影響する人もいるだろう。

それぞれのライカのモデルが過去のものではなく、現代においてもひとつの選択肢として有用性を持つように、このライカM10も限りなく上位の候補として誰にでも勧めやすいメリットを多く持つ魅力的なカメラとなった。

完成度の高いカメラであるがゆえに、もう言い訳はできない。写真の良し悪しは最後は結局シャッターを切る人の手に左右される。ボロボロになって壊れるまで使いこなして、その先に何を見るか、ライカとの歩みを決めたなら最高の瞬間を提供してくれるであろう一台であることは言うまでもない。

LEICA M10

LEICA M10の特別モデル



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