LEICA M-E (Typ220)レビュー

LEICA M-E (Typ220)
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LEICA M-E (Typ220)

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LEICA M-E (Typ220)の仕様(スペック)

マウント
Mマウント
撮影形式
デジタル
タイプ
M型ライカ
レンジファインダー
0.68倍
シャッター最高速
1/4000
シャッター最低速
32s
ISO
160〜2500
撮像素子
35mmフルサイズ 1800万画素CCDセンサー
露出モード
絞り優先AE、マニュアル
液晶モニター
2.5型TFTカラー液晶モニター(約23万ドット)
サイズ
139×80×37mm
重量
585g
製作年
2012-2015
カラー
アンスラサイトグレー
市場価格
約250,000-400,000円

    LEICA M-E (Typ220)PHOTO BY MaxDeVa

    LEICA M-E (Typ220)の特徴

    ライカM9をベースにフレームセレクター、USBポートなどを省いたモデル「ライカM-E (Typ220)」。

    ライカはいつの時代も家一軒分の値段がした、と言われるほどに高額な製品のイメージがあるが、機能をシンプルにすることで初めての人でもレンジファインダー機を気軽に楽しめるように価格を抑えて設計された。

    ライカM-E (Typ220)は他のM型よりややリーズナブルながら、厚みのある描写で人気のコダック系1800万画素CCDセンサーをはじめとする基本スペックはライカM9と同じ。省かれた機能はどれも使用頻度の低いものであったため実用には特に問題がない。機能をシンプルにした分、レンジファインダーの魅力や重厚なボディの質感などが際立ち、ストレートにライカを味わえるモデルとなっている。

    コストパフォーマンスに優れるカメラで、アンスライサイトグレーペイントのボディとシルバーのダイヤルという組み合わせも新鮮。フィルム機を愛用していてデジタルに移行することを考えているライカユーザーにも絶好の1台。特にシルバーのレンズがよく映える。

    LEICA M-E (Typ220)の使い勝手

    基本的な使い勝手はほぼライカM9と同じで、デジタルのM型ライカの中では軽量なタイプ。USBケーブルコネクタがないがそもそもあまり使わないので、問題なく通常使用できる。

    高感度には非常に弱く、日の暮れた時間帯や夜間には明るいレンズが必要。(ただこの時間帯に限ってCCD独特の良い描写を得られやすいというジレンマがある。)

    背面液晶は一昔前の携帯に使われていたようなレベルながら、ある程度割り切ってしまえばやはり役に立つ。拡大すればピントがあっているかくらいは分かるが、液晶の操作性に少し難がある。

    基本性能や操作性はライカそのもの。撮影に集中できるスタイルで速射性も高い。分離シャッターは便利で静音に役立ち、また手ブレを抑える効果もある。レザーやボディのペイントの仕上げも充分に高く、ものとしても満足できる。

    撮影して出てくる絵は非常に個性が強い。場合によっては色が飽和しがちなのでM10系のようにバランスの取れた絵作りに近づけるためには現像の手間がいる。

    連射するとフリーズしてしまったり、データの書き込み待ちでシャッターが切れないような状況が起こるので、付き合い方にそれなりの工夫がいるカメラ。



    LEICA M-E (Typ220)のメリット、デメリット

    • 他にはないアンスラサイトグレーのボディカラー。
    • ややダイナミックレンジが低く、飛んだり潰れたりすることがある。
    • CMOSとは異なるコクのある濃い発色。
    • センサーをローパスレスにしたことによる精密な描写。
    • ペイント仕様なので経年で剥げてきて真鍮が見えるエイジングを楽しめる。
    • 採光窓のあるカメラデザインがクラシックな印象。
    • 分離シャッターがあり、はじめの音は非常に静か(チャージは少し大きめ)。
    • スリープからの起動が非常に早く、いつでもスナップできる。
    • 背面液晶の解像度が低く、大まかな確認程度にしか使えない。
    • ライブビュー撮影がない。
    • 実用できるレベルのISO値は最大で400。
    • フレームセレクターレバーがなくすっきりした印象。
    • バッテリーの持ちがやや悪く、また残量と連動しないことも多い。
    • ときどきフリーズする。
    • コンパクトで携帯性にすぐれる。
    • 一眼レフと比べて使用する設定も僅か。ただ撮ることに集中できる。

    LEICA M-E (Typ220)に関するアイテム

    LEICA M-E (Typ220)で撮影された作例

    LEICA M-EPHOTO BY MaxDeVa

    LEICA M-EPHOTO BY MaxDeVa

    LEICA M-EPHOTO BY Marco

    LEICA M-EPHOTO BY Jonhy Blaze

    LEICA M-EPHOTO BY Marco

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    LEICA M-E (Typ220)を選ぶのに向いている人

    暗めのボディカラーにシルバーの操作部がついたモデルは特別限定モデルが多いため、こういったカラーリングが好みでCCDセンサーモデルを求めているのであれば最適。製造台数がそう多いわけではないので中古市場でもあまり見かけなくなってきている。

    今となっては独特なカラーリングに赤バッジがつき、採光窓がある外観は個性的な印象を受ける。機能としてもM9系とまったく変わらないため、見た目で選ぶのも問題ないだろう。



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    LEICA M-E (Typ220)

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