Hektor 50mm f2.5レビュー

Hektor 50mm f2.5PHOTO BY Takayuki Miki

Hektor 50mm f2.5
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ライカ(Leica)の標準レンズである、Hektor(ヘクトール) 50mm f2.5について解説します。

Hektor 50mm f2.5の中古に関する情報はページ下記へ。

Hektor 50mm f2.5の仕様

Hektor 50mm f2.5

Hektor 50mm f2.5のレンズ構成図

Hektor 50mm f2.5のレンズ構成図

レンズ種類
単焦点レンズ
レンズ構成
3群6枚
マウント
ライカL
焦点距離
50mm
F値
2.5
画角
45°
重量
190g
最短撮影距離
1m
フィルター
A36
フード
12530 (FIKUS), 12510 (FISON)
製作年
1930-1936
カラー
ニッケル / シルバー
市場価格
約100,000-200,000円

Hektor 50mm f2.5PHOTO BY Takayuki Miki

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Hektor 50mm f2.5の特徴

エルマー5cm f3.5をひと絞り明るくしたF値2.5の中口径レンズ。1933年にズマール50mm f2が発表され、ライカの大口径レンズの標準となったが、その後も短い期間であったが供給された。やや寿命の短いレンズ。前玉はエルマー5cm f3.5よりも大きいが沈胴状態にするとコンパクト。

開放でのフレアを含んだ少し甘い描写はオールドレンズそのもの。淡いベールを被ったような特徴ある中心部と同心状のボケの対比がユニーク。

色の再現性は特徴があり、全体的にパステルトーンでシャドウの色乗りもこのヘクトールならではの癖がある。これを良しとして表現に上手く利用するか、もしくは割り切ってモノクロで使うとレンズの良さが発揮できる。

描写性能
悪い  良い
使い勝手
悪い  良い
デザイン
悪い  良い
価格帯
安い  高い

Hektor 50mm f2.5のメリット・デメリット

Hektor 50mm f2.5の特徴をふまえたおすすめポイントと懸念点(メリット・デメリット)。

Hektor 50mm f2.5のメリット

  • オールドレンズ特有の淡い描写と特徴のあるボケ。
  • 柔らかな描写の中にしっかりと解像する絵作り。

Hektor 50mm f2.5のデメリット

  • コントラストがやや低くモノクロ向け。
  • コーティングがないため、フレアが出やすくレンズのスレや傷のある個体が多い。
  • 生産数が少なく貴重なレンズ。



Hektor 50mm f2.5PHOTO BY Takayuki Miki

Hektor 50mm f2.5に関するメモ

  • ニッケルメッキ仕上げとクロームメッキ仕上げの2種類がある。
  • ヘリコイドが全回転、半回転のものがある。


Hektor 50mm f2.5の作例

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Hektor 50mm f2.5の作例は下記から見ることができます。

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