LEICA PHOTO | 019

ライカで構築的な美を撮る

Sep 25, 2023 | etc

コンポジションというのは構成、組み立てのことだ。 美術作品の平面構成などでよく使われる用語でもある。私が写真を始めた頃、写真で最も気になる出来事は花の美しさを表現することでもなく、美しい女性のポートレートを撮ることでもなく、コンポジションだった。写真におけるコンポジション、つまり眼前にある被写体の中にいかに構造的な美を見いだせるか、これに夢中だった。そしてこれは今でもリアルタイムで継続しているテーマのひとつでもある。

ライカで構築的な美を撮る

写真の中の構造と、日常における美的価値

コンポジションは意味通り組み立てることなので、単一で幾何学的な美しさを持つものよりも、できるだけ複数のものやことが集まって一見なんてことない情景の中に構築的な美が潜んでいる、そういう写真が個人的に好ましいと思っている。写真を撮る人の数だけコンポジションの解釈と方向性があるが、私なりのその片鱗をお届けできればと思っている。

ライカで構築的な美を撮る

彫刻には最も美しく見える角度がある。街中の建造物にも「正面」がある。

ライカで構築的な美を撮る

コンポジションという概念からしか見えてこない写真もある。

ライカで構築的な美を撮る

シンプルな題材でも切り取り方を変えれば構成ができる。

ライカで構築的な美を撮る

少しの角度、少しの目線の違いで構成は大きく変わる。無限の選択から写し取ること。

ライカで構築的な美を撮る

ライカで構築的な美を撮る

平面美術のコンポジションになくて写真に存在するのが「時間」の概念。光と影が生み出す構築物。

これ以降は「atelier LEICA issue #002」にて読めます。

アトリエライカオリジナル発行物 vol.2 「Composition」

ライカと写真についてのメディア「アトリエライカ」による写真と言葉をまとめた書籍vol.2。今回のテーマは「コンポジション」。

コンポジションは一般的に平面構成を意味する言葉で、ストリートフォトやスナップ写真の中にある日常のコンポジションを感じられる写真を紹介している。

写真におけるコンポジション=組み立てとは何か、日常に潜む構築的な美とは何か。普遍的な被写体の中からコンポジションという概念で写真を創出することについて考えさせられる内容となっている。



ご購入方法

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PCやタブレットで閲覧できるPDF版もあります。お好みでお選びください。





撮影で使用したライカカメラボディ

オススメ




撮影の後にはきちんと清掃をするとカメラは長持ちします。

ゴミやホコリを飛ばすブロアーは必須。

センサーのゴミが気になったら自分でクリーニングもできます。

更にしっかり清掃したい場合はプロ仕様のクリーニングキットがおすすめです。

保管は必ず防湿庫へ入れましょう。ライカの場合下記のサイズがおすすめです。

X(@soyumn)やってます。
ライカで撮った写真やライカ関連ツイートを日々更新中。

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