Summar 50mm f2.0レビュー

Summar 50mm f2.0PHOTO BY Mike Maguire

Summar 50mm f2.0
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ライカ(Leica)の標準レンズであるSummar(ズマール) 50mm f2.0について解説します。

Summar 50mm f2.0の中古に関する情報はページ下記へ。

Summar 50mm f2.0の仕様

Summar 50mm f2.0

Summar 50mm f2.0

Summar 50mm f2.0のレンズ構成図

Summar 50mm f2.0のレンズ構成図

レンズ種類
単焦点レンズ
レンズ構成
4群6枚
マウント
ライカL
焦点距離
50mm
F値
2
画角
45°
絞り羽根数
6枚/10枚
重量
160 / 180g
最短撮影距離
1m
フィルター
A36
フード
SOOMP
製作年
1933-1940
カラー
ニッケル / シルバー
市場価格
約50,000-200,000円

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Summar 50mm f2.0の特徴

当時大口径といえばゾナーだったが、マックス・ベレクによりガウスタイプで設計されたレンズ。後のズミクロンの源流となる。

開放ではオールドレンズらしいフレアをまとった描写で、ボケは2線ボケの傾向がある。全体的に丸く柔らかな印象で、戦前のライカレンズを代表する一本。

製造当時はあまり評判は良くなかったものの製造本数は多く、現在ではズミクロンとは対象的な写りで人気の一本。レンズ状態の程度の良いものはデジタル機でも情緒のある写りを発揮してくれる。

描写性能
悪い  良い
使い勝手
悪い  良い
デザイン
悪い  良い
価格帯
安い  高い

Summar 50mm f2.0のメリット・デメリット

Summar 50mm f2.0の特徴をふまえたおすすめポイントと懸念点(メリット・デメリット)。

Summar 50mm f2.0のメリット

  • バランスの良い癖で味のある描写。
  • 安価で手に入れやすい。

Summar 50mm f2.0のデメリット

  • 前玉が柔らかい材質のため拭き傷のあるものが非常に多い。



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Summar 50mm f2.0に関するメモ

  • クロームのものとニッケルのものがあり、ニッケルタイプはやや値が張る。
  • 通常は沈胴タイプだが固定鏡胴のものもあり、リジッドズマール、ひょっとこズマールなどと呼ばれ珍品。この中でも更にクロームタイプは数が少ない。
  • ひょっとこズマールは絞りが円形の丸絞り。描写はコーティングのある沈胴タイプのほうが上。
  • Tropen Summar、トロピカルズマールと呼ばれるガラスを1枚増やした4群7枚のレンズ構成のものがある。熱帯地方向けに供給されたもので通常のものよりも解像度が高い。鏡胴はやや長くなっている。
  • 前玉に傷のある個体が多いため山崎光学写真レンズ研究所で磨かれたものも多い。


Summar 50mm f2.0の作例

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Summar 50mm f2.0の作例は下記から見ることができます。

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