LEICA M (Typ240)レビュー

LEICA M (Typ240)
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LEICA M (Typ240)の仕様(スペック)

マウント
Mマウント
撮影形式
デジタル
タイプ
M型ライカ
レンジファインダー
0.68倍
シャッター最高速
1/4000
シャッター最低速
60s
ISO
200〜6400
撮像素子
35mmフルサイズ 2400万画素 CMOSセンサー
露出モード
絞り優先AE、マニュアル
液晶モニター
3.0型TFTカラー液晶モニター(約92万ドット)
サイズ
139×80×42mm
重量
680g
製作年
2013-
カラー
ブラック / シルバー
市場価格
約350,000-500,000円

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Joseph Thornton

LEICA M (Typ240)の特徴

ライカM9に続くデジタル時代のM型ライカ、ライカM (Typ240)。M型ライカの伝統を保持しつつもレンジファインダーの可能性を大きく広げ、新たな価値と機能性を備えたモデル。これまでの「M+数字」のナンバリング方式から「M」のみとなり、見分けるためにもM (Typ240)と表記することが多い。

ライカM (Typ240)では撮像素子がCCDからCMOSに変わったことでM型ライカとして初めてレンズを通して見ている画像をリアルタイムで確認できるライブビュー機能を実現。またライブビューを拡大する機能や、ピントピーキング機能によりこれまでM型ライカが苦手としていたマクロ撮影や望遠側での撮影も無理なく行うことができるようになった。

またライカM (Typ240)はフルハイビジョン動画撮影も行うことができる。ブライトフレームはLED採光式になったため、より見やすく進化。ボディ前面の採光窓はなくなり、ボディのデザインとしてもすっきりと現代的な印象になった。

なおライカM (Typ240)の赤バッジはすべてのM型ライカの中で最も大きい。ライカM (Typ240)はブラッククロームとシルバークロームがある。

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Scott Stevenson

LEICA M (Typ240)の使い勝手

ライカM (Typ240)のボディそのものの機能としては、まず全体的にM9で問題とされていた様々な項目が改善されている。

背面液晶は解像度が上がり、きちんと細部まで認識できるようになった。時折フリーズすることの多かったM9に比べバグがかなり解消された。またバッテリーの寿命に関してはM9より大きく改善している。またM9よりも連射がある程度できるようになった。(現代のレフ機やミラーレスと比べるとお粗末なものではある。)

またボディそのものに防塵性と防滴性の両方を備えている(ボディのみでレンズにその機能はないので注意。)

そしてシャッター音はM9系より静かになり、場所によっては撮影しやすくなった(M9にあった分離シャッターは廃止された)。

M (Typ240)にフレームセレクトレバーはなし。電子フレームラインは白もしくは赤で表示可能。



ライカM (Typ240)の撮影に関しての使い勝手としては、センサーがCMOSになったことで高感度耐性が上がり、ライカM9では実質ISO400程度までしか使えなかったところ、最大ISO6,400までいけるようになった(実用は3,200程度)。これにより「暗くなったら撮影をやめる」といった制限が大きく緩和された。

そして大きな変更点としてのライブビューの使用で、超広角域とマクロ、あと望遠側での撮影が非常に快適になった。ライカM9まではマクロと望遠は苦手、広角は28mmから外付けファインダーが必須など制限が多かったが、ライカM (Typ240)ではLCDでのライブビュー、もしくは電子ビューファインダー(EVF2)ひとつで対応できるようになったのが大きな利点。レンジファインダーの精度が落ちてもライブビューで補完できるというメリットもある。

電子ビューファインダー(EVF2)により、ミラーレス機のように実際に撮影される画像を覗きながらシャッターを切ることができる。(なお、このライカロゴのあるEVF2はオリンパスVF-2のOEM品である、ライカにオリンパスVF-2もつけることができる。こちらのほうがやや目立たない印象。値段はオリンパスのほうが半額以下で購入できる。両方やや質感がチープではある。)

またライブビューが可能になったことにより、ライカR用レンズの資産価値が見直された。やや大きいRレンズではあるが、Mレンズにはない魅力のあるものも多く、マウントアダプターを介してライカM (Typ240)で使用するという新しい使い道ができた。

そしてこれまで他社製のオールドレンズをライカで使用する場合、距離計連動させるための改造が必須だったが、ライブビュー機能によりその必要性も低くなった。マウントアダプターさえ用意すれば様々なレンズをライカのカメラで撮れるという、クラシックカメラ愛好家にとって夢のような状況が訪れた。

なおスクリューマウントのレンズをLMアダプターを介して装着する場合など、マウント部のレンズ検出センサーを覆う必要がある。ここが露出しているとレンズが装着されていないと認識され、ライブビューモードにならない。

またM型ライカでは初めて動画撮影が行えるようになり、フルHD(1,920 × 1,080)、720p(1,280 × 720)、またはVGA(640 × 480)の解像度で、25もしくは24フレーム/秒で撮影できる。

ただし手ブレ補正はないため、ジンバルにつけるなど工夫が必要。またリグを組んだりも現実的ではないため、実用性はかなり乏しいと考えたほうが吉。(ちなみにこのライカM (Typ240)のみで制作された日本映画もあります。)オートフォーカスもないため撮影にはかなり苦労する。



ライカM (Typ240)の描写に関しては、色味の再現性の改善が行われ、見た目に近い色味で描写されるようになった。特に赤色の表現が非常に自然になり、ライカM9で現像が必須だった点が大きく解消された。

純粋なレンジファインダー機としてのM型ライカから、ライブビュー、動画機能を加えたことで当初批判的な意見も多かった。しかしM10系とは違う絵作りの傾向を好ましく思う人もいまだ多く存在し、M10以降もデジタルライカの選択肢として人気がある。ただしやはり動画機能は余計なため、動画機能とライブビューを省いた簡易モデル、ライカM(Typ262)を選択する人も多い。

その他ハイライトのダイナミックレンジにやや粘りがなく、こちらに関してはM9のほうが優れている。なおダイナミックレンジはISO400で最高になる。AWBはかなり改善されたが、たまに不思議な挙動をすることがある。



LEICA M (Typ240)のメリット、デメリット

  • 他のライカに比べて大きく、重い。
  • 上記によりサムグリップをつけると安定する。
  • ライブビューモードでフォーカスピーキングがある。
  • 電源を入れてから2秒程度のラグがある。
  • 赤バッジがかなり目立つ。
  • 自然な色味が得られやすい。
  • 暗所に強く、室内においても撮影しやすい。
  • マクロや距離計非連動レンズ、望遠レンズが使える。
  • シャッター音はやや静かに。
  • 背面液晶が見やすい。
  • Rレンズを使用することができる。
  • M9、M10とも異なる絵作り。

LEICA M (Typ240)で撮影された作例

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Paolo Gamba

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Beat Ernst

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Stefano Cravero

LEICA M (Typ240)PHOTO BY rockyeda

LEICA M (Typ240)PHOTO BY Happy When Shooting

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LEICA M (Typ240)を選ぶのに向いている人

ライカはライカM9でフルサイズのデジタルカメラを実現したが、このライカM (Typ240)はデジタルとしてのMを意欲的に確立させたモデルだと言える。

それはライブビューの実装であったりISO感度を高めた暗闇での撮影であったり、動画撮影機能だったりと、これまでにないデジタル特有の付加価値で新しい時代に対応しようという姿勢の表れだったのかもしれない。これはナンバリングを捨ててM (Typ240)と名付け、まったくの新しいライカMとした点からも窺える。

さんざんライカのあり方について議論された結果としても、このライカM (Typ240)はライカM10が発表された後も愛され続けるカメラとしての存在感を残し、デジタルライカの新しい基礎を作ったカメラとして認知されている。

大きさや重さなどデメリットもいくつかあるが、それでもライカM (Typ240)の固有の絵に魅せられたのなら今でも有効な選択肢として上がるカメラではないだろうか。

LEICA M (Typ240)の特別モデル



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