LEICA M Monochromレビュー

LEICA M Monochrom
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LEICA M Monochrom

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LEICA M Monochromの仕様(スペック)

マウント
Mマウント
撮影形式
デジタル
タイプ
M型ライカ
シャッター最高速
1/4000
シャッター最低速
32s
ISO
320〜10000
撮像素子
35mmフルサイズ 1800万画素 モノクローム専用CCDセンサー
露出モード
絞り優先AE、マニュアル
液晶モニター
2.5型TFTカラー液晶モニター(約23万ドット)
サイズ
139×80×37mm
重量
600g
製作年
2012-2015
カラー
ブラック / シルバー
市場価格
約350,000-500,000円

LEICA M MonochromPHOTO BY MaxDeVa

LEICA M Monochromの特徴

デジタルカメラはカラーが大前提という映像表現の時代に登場した、「モノクローム」の文字通りモノクロ撮影しか行えない白黒専用機、ライカMモノクローム。

ライカM9をベースに作られており、1800万画素のCCDセンサーからカラーフィルターを除くことで、画像の解像感が格段に向上し、プロの写真家も絶賛するような美しいモノクロ描写を実現した。この特別に開発されたセンサーでは受光素子で受けた光をすべてモノクロの階調に反映できるため、従来より約2倍シャープでノイズの少ない画像が得られる。

ボディもモノクロームの名の通り、赤バッジはなくなり色味を廃したシンプルでマットな外観で、アクセサリーシューには「MONOCHROM」の文字が入る。ブラッククロームとシルバークロームがある。

モノクロ時代から写真文化そのものを牽引し、新たな分野を創造してきたライカだからこそモノクローム写真への情熱は一際であり、それが結晶化したこだわりのモデル。圧倒的なまでに美しいモノクロ写真を撮りたい人にはうってつけの究極のカメラ。

LEICA M MonochromPHOTO BY MaxDeVa

LEICA M Monochromの使い勝手

これまでのカラー画像生成時のノイズに関する処理を行わなくて良いのと、モノクロであるがゆえにノイズパターンが濁っているように見えないために最大ISOが10000となった。これによって同じCCDセンサーのライカM9等よりも高感度で撮影ができる。なお彩度と色空間のオプションはメニューから削除されている。

基本的な撮影方法はこれまでのライカと同じで、操作方法も特に変わっていない。すでにライカのユーザーであれば何の問題もなく使用でき、そして出てくる絵がモノクロ限定である、ということだけが異なる。



LEICA M Monochromのメリット、デメリット

  • カラー写真が撮れない。しかし、より階調の高いモノクロ写真が撮れる。
  • カラー画像からモノクロを生成する過程がないため、特定色の濃度変換などが行えない。
  • センサーをローパスレスにしたことによる精密な描写。
  • ブラックペイントではなくブラッククロームで傷が目立ちにくい。
  • 採光窓のあるカメラデザインがクラシックな印象。
  • 分離シャッターがあり、はじめの音は非常に静か(チャージは少し大きめ)。
  • スリープからの起動が非常に早く、いつでもスナップできる。
  • 背面液晶の解像度が低く、大まかな確認程度にしか使えない。
  • ライブビュー撮影がない。
  • 最大ISO値は10000なので余裕のある撮影ができる。
  • バッテリーの持ちがやや悪く、また残量と連動しないことも多い。
  • ときどきフリーズする。
  • コンパクトで携帯性にすぐれる。
  • 一眼レフと比べて使用する設定も僅か。ただ撮ることに集中できる。

LEICA M Monochromで撮影された作例

LEICA M MonochromPHOTO BY Silvision

LEICA M MonochromPHOTO BY Misha Sokolnikov

LEICA M MonochromPHOTO BY Silvision

LEICA M MonochromPHOTO BY Misha Sokolnikov

LEICA M MonochromPHOTO BY Silvision

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LEICA M Monochromを選ぶのに向いている人

このライカM モノクロームを購入する上で最も重要な点は、潔くモノクロ撮影のみに表現を限定できるかどうか。

その他のライカM9系であってもモノクロモードにして撮影することはできるが、そのモノクロ画像とこのライカM モノクロームを比べると明らかに階調の豊かさが違うことは確認できる。この違いがどれだけの価値を持つか理解して、またそれに対価を払うことを厭わなければ真のモノクロ写真を得ることができる、というカメラになっている。

すでにライカを持っている人であってもライカM モノクロームは次なるカメラの候補になるだろうし、また初めてのライカであってもライカの歴史を支えてきたモノクロ写真と真っ直ぐに向き合えるという側面がある。

ライカは機能を削ぎ落とすことで本質を浮かび上がらせるカメラを作ってきたことを考えると、このライカM モノクロームはまた異なった方法で新たな本質を作り出したカメラだろう。

LEICA M Monochromの特別モデル

    シルバーモデルの軍艦部にクラシックな筆記体のロゴを刻印した「ライカ Mモノクローム Engrave」がある。日本国内限定で30台のみ。


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