Xenon 50mm f1.5レビュー
シュナイダー社製の標準レンズである、Xenon(クセノン) 50mm f1.5について解説します。
Xenon 50mm f1.5の中古に関する情報はページ下記へ。
Xenon 50mm f1.5の仕様
Xenon 50mm f1.5のレンズ構成図
- レンズ種類
- 単焦点レンズ
- レンズ構成
- 5群7枚
- マウント
- ライカL
- 焦点距離
- 50mm
- F値
- 1.5
- 画角
- 40°
- 絞り羽根数
- 6枚
- 重量
- 300g
- 最短撮影距離
- 1m
- フィルター
- E41
- フード
- XIOOM
- 製作年
- 1936-1950
- カラー
- シルバー
- 市場価格
- 約80,000-200,000円
Xenon 50mm f1.5の特徴
1936年の発表当時はf1.5の珍しい高速大口径レンズとして登場。
f9までしか絞りがなく、光量の足りない環境下専用のハイスピードレンズ。レンズの価格は高いものの描写は粗さも見られるため評価は決して高くなく、Carl Zeissのゾナーに押されてそれほど人気を博さなかった不遇のレンズ。
後継のレンズとしてズマリット50mm f1.5がある。
- 描写性能
- 悪い
良い
- 使い勝手
- 悪い
良い
- デザイン
- 悪い
良い
- 価格帯
- 安い
高い
Xenon 50mm f1.5のメリット・デメリット
Xenon 50mm f1.5の特徴をふまえたおすすめポイントと懸念点(メリット・デメリット)。
Xenon 50mm f1.5のメリット
- 開放では柔らかなフレアをまとい、幻想的な雰囲気を演出しやすい。
Xenon 50mm f1.5のデメリット
- 前玉が柔らかく傷がついている個体が多い。
- ボケ部分にはぐるぐるボケが発生する。
Xenon 50mm f1.5に関するメモ
- Carl ZeissのSonnar 50mm f2に対抗するために制作されたレンズ。
- 少数のニッケルタイプがある。
- 前期型はヘリコイドが2重帯となっており、ツーバンドと呼ばれている。
- 前期型はノンコート、後期型にはコートがある。
- レンズ設計がTaylor-Hobson社の特許となっていたため、海外の輸出用にはTaylor-Hobsonの銘が入っている。
- 絞り羽根が六角形の形をしているため、光源を入れると六角形になる。
Xenon 50mm f1.5の作例
Xenon 50mm f1.5の作例は下記から見ることができます。
ライカMレンズのマウントアダプター
Xenon 50mm f1.5の中古を探す
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