LEICA Q2レビュー

LEICA Q2
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LEICA Q2

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LEICA Q2の仕様(スペック)

撮影形式
デジタル
レンジファインダー
0.76倍
シャッター最高速
1/2000、1/40000(電子シャッター)
シャッター最低速
60s
ISO
50~50000
撮像素子
35mmフルサイズ 5040万画素 CMOSセンサー
液晶モニター
タッチパネル液晶モニター(約104万ドット)
サイズ
130×80×91.9mm
重量
652g / 734g(バッテリー込み)
製作年
2019-
カラー
ブラック
市場価格
約500,000-750,000円

LEICA Q2

LEICA Q2の特徴

新しいレンズ一体型カメラの方向性を示したライカQの後継機ライカQ2。画素数が大幅にアップして有効画素数4730万画素のフルサイズセンサーを搭載したカメラへ。

これにより28mmレンズの単焦点カメラながらもクロップして撮影できる画角が増え、ライカQでは35mmと50mmのみだったのが、75mmも追加でクロップできるようになった。画角ごとの画素数は以下。

28mm – 4730万画素
35mm – 3000万画素
50mm – 1470万画素
75mm – 660万画素

巨大なプリントでなければ75mmでも十分実用可能なレベル。

引き続き高性能な368万ドットのEVFを備え、マクロモードにより最短17cmまで被写体に近づいて撮影が可能。

撮影した画像はすぐにLeica FOTOSアプリでスマホ等に転送でき、実用性が高い。

LEICA Q2

LEICA Q2の使い勝手

基本的な使い勝手はライカQと同様なので、詳しくはライカQのレビューも参考にしてほしい。

ライカQ2はクロップの切り替えボタンは使いやすい位置にあり直感的に操作できる。またライカQと同様、最小限のボタンやダイヤルのみで構成されており、またそれぞれが単一の機能で割り当てられているので使い勝手としては非常にシンプル。起動やマクロモードへの切り替えも瞬時で、撮影チャンスを逃しにくい設計になっている。

オートフォーカスは早く、手ぶれ補正も内蔵されている。あらゆる面で撮影をアシストしてくれることだろう。シャッター音が静かなため、撮影していることを気づかれたくないような状況でも使用しやすいというメリットもある。

そして今回から防塵防滴仕様なので、雨の日でも気兼ねなくスナップできるというのが大きい。カメラやレンズのことを気を使って積極的に悪天候で撮ろうと思わない人は多いが、ライカQ2であればこの高性能なレンズを雨天で発揮できる。

クロップについてはM型のブライトフレームのように撮影範囲が枠で表示される形になる。例えば75mmクロップだと画面内に小さい枠が表示されそこを切り取る前提でフレーミングをしなければいけない。この切り取る範囲を拡大表示して撮影することはできないので、ここだけ直感的ではないと感じる人は多い。

またRAWが非圧縮なのでデータ量がかなり大きくなり、プレビューに時間がかかることもデメリットのひとつ。

得られる画像としてはライカ最新のズミルックスの設計なので非常に色乗りが良く、ボケとピントの間もスムーズに描かれる。もしM型のレンズであればライカQ2の本体価格ほどになってしまうので、そういう意味ではライカ的にはコスパの良いカメラとなる。



LEICA Q2のメリット、デメリット

  • 非常に見やすいEVF。
  • 35mm、50mm、75mmの画角でもクロップして撮影できる。
  • ボケやすいF1.7のレンズ。
  • 光学式手ぶれ補正あり。
  • 17cmまで寄れるマクロモード。
  • 軽くて超コンパクトではない。
  • 一体型カメラとしては高価。
  • 防塵防滴なので天候に関わらず使える。
  • 何だかんだで超万能カメラ。

LEICA Q2に関するアイテム

LEICA Q2で撮影された作例

LEICA Q2PHOTO BY Penn Leung

LEICA Q2PHOTO BY Stefano Cravero

LEICA Q2PHOTO BY Mondo79

LEICA Q2PHOTO BY Penn Leung

LEICA Q2PHOTO BY Nathalie

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LEICA Q2を選ぶのに向いている人

このライカQ2は純粋に写真を楽しみ尽くしたい人、でもカメラやレンズに悩まされたくない、というスタンスの人にはぴったりだと思う。

普段荷物や持ち物が多く、カメラは1台ですませたい人であれば最高の選択肢になるだろう。ライカQ2のモノとしての完成度は非常に高いことから、写真の楽しさ、カメラを使う豊かさを知りたい人へも大手を振っておすすめしたい。

真面目な話として、片手で扱えるライカの本気カメラというのは実は少ない。M型はかならず両手で操作する必要があるし、オートフォーカスのあるライカSLはあまりにも大きい。シャッターはラフに押して、でも本気の画を手に入れる。そういう使い方ができるのもライカQ2の強みである。

そしてライカQ2は何気に35mmが自分の標準画角だという人におすすめしたい。なぜならライカQ2は35mmでクロップしても十分な解像度を得られ、もし出来上がった写真がフレーミングやコンポジションで悩ましいところがあれば、28mmで撮影したデータに戻すことができ、再度トリミングを調整することも可能だからだ。

とにかく使ってワクワクするカメラであると思う。ライカの良さを存分に味わいたい人、これまでライカのことは知っていたけど何が良いのかよく分かっていなかった人にはまず手にとって欲しい、そんな完璧なカメラがライカQ2であると思う。



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LEICA Q2

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