Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)レビュー

Summilux 35mm f1.4 2nd PHOTO BY Far East Shutter

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)
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ライカ（Leica）の広角レンズである、Summilux（ズミルックス） 35mm f1.4 2nd (第2世代)について解説します。

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)の中古に関する情報はページ下記へ。

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)の仕様

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)のレンズ構成図

レンズ種類: 単焦点レンズ
レンズ構成: 5群7枚
マウント: ライカM
焦点距離: 35mm
F値: 1.4
画角: 64°
絞り羽根数: 10枚
重量: 245g
最短撮影距離: 1m
フィルター: ねじ切りなし。シリーズ7フィルターをフードにはめ込む。
フード: 12504, 12526
製作年: 1967-1995
カラー: ブラック / チタン（限定）
市場価格: 約250,000-500,000円

Leica(ライカ)
Summilux ズミルックス 35mm f1.4 ASPH.

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Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)の特徴

ライカ随一の癖玉で、絞り値によって激しく描写が変わる迷レンズ。

開放では柔らかに滲む独特の描写が魅力で、絞ると驚くほどシャープに解像する。F値によって様々な撮り方ができるのもメリットとも言える。

なお開放ではコントラストが低下し、強い光源が入るとフレアやゴーストが多発する。

35mmでf1.4という大口径ながらも現代のレンズにはないすっきりとコンパクトなレンズ鏡胴のため、このような二面性のある特殊なレンズだが愛用者は多い。ただ中には収差がひどく使えないレンズと評価を下す人もいる。

一度手に入れると他にない特徴のため、なかなか手放せない一本。撮影対象を選ぶレンズだが、ハマると唯一無二の描写をするため、個性的なレンズが好みであれば一度は試してもらいたいレンズ。

なお製造前期と後期で色再現が異なる。

描写性能: 悪い　　良い
使い勝手: 悪い　　良い
デザイン: 悪い　　良い
価格帯: 安い　　高い

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)のメリット・デメリット

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)の特徴をふまえたおすすめポイントと懸念点（メリット・デメリット）。

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)のメリット

シンプルなレンズ外観。
F値によって変化する描写で撮影に幅ができる。
歪みのない精緻な描写。

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)のデメリット

フィルターのねじ切りがないため、フードなしでは使いづらい。

Summilux 35mm f1.4 2nd PHOTO BY Kenneth C

Summilux 35mm f1.4 2nd (第2世代)に関するメモ

1983年にM4-P 70周年記念モデル用に「Leica 1913-1983」と記載の入ったものが150本製造された。
1992年に発売されたLeica M6チタンに合わせて作られたチタンバージョンが存在する。
初期のタイプにはヘリコイドが無限遠でカチッと止まるストッパーつきのものがある。またレンズの鏡胴に35と書かれたものと書かれていないものがある。
f1.4では滲みが大きく出るため使い所を選ぶ必要があるが、f1.7だとボケは大きいままに滲みを抑えることができる。絞りで滲みをコントロールするとより幅広い撮影ができる。
以前はこの2ndも1st＝第１世代と呼ばれており、本レンズは第１世代の後期にあたる。描写性能は第１世代で共通。