LEICA Q-Pレビュー

LEICA Q-P
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LEICA Q-P

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LEICA Q-Pの仕様(スペック)

撮影形式
デジタル
レンジファインダー
0.7倍
シャッター最高速
1/2000、1/16000(電子シャッター)
シャッター最低速
30s
ISO
100~50000
撮像素子
35mmフルサイズ 2420万画素 CMOSセンサー
液晶モニター
タッチパネル液晶モニター(約104万ドット)
サイズ
130×80×93mm
重量
590g / 640g(バッテリー込み)
製作年
2018-
カラー
ブラック
市場価格
約400,000-700,000円

LEICA Q-Pの特徴

ライカQの外観をプロフェッショナル仕様に変更したライカQ-P。

ライカQとの違いとしては、正面の赤バッジがなくなり、トップの軍艦部には往年のクラシックなライカ筆記体ロゴが配されている。レンズの指標文字は黄色から赤色に変更され、全体的にマットな質感に変更された。また、シャッターボタンも独自のものになった。

有効画素数約2,400万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、レンズはSummilux 28mm f1.7 ASPH.を備える。28mmの固定レンズのフルサイズカメラというと需要が狭まりそうだが、クロップ機能によって35mm、50mmとして使うこともできるのがこのカメラの最大のメリット。

オートフォーカスのカメラなので気軽に日常使いとしてはもちろん、作品撮りとしても機能する。F値は1.7なので非常に明るく、ボケも美しくなめらかなものが得られる。最短17センチまで被写体に寄れるマクロモードもある。

ボディはマグネシウム合金を使用し、トップカバーはアルミニウムの削り出し仕様。高い作り込みでモノとしての完成度が非常に高い。EVFは368万ドットあり、高精細かつ没入感がある。

コンデジとしてはやや大きめで重量もある(コンデジと比べて)が、撮る喜びを得たい人、日常の写真にハイクオリティを求める人にぴったりなカメラになっている。

LEICA Q-Pの使い勝手

手に持ったフィット感は上々、ユーザーインターフェースもよく考えられており、何より美しい。シンプルなカメラなので、カメラの機能性として不満が出ることは少ないと思われる。

最も気になるのがカメラとしての用途や満足感だが、多くの人がカメラに求めるものをバランスよく備えていて、かつそれをライカの高水準の描写が支えている。

記録や風景を撮るのに最適な28mmがメインだが、クロップすることでズームレンズ的にも使える。ちなみにクロップ前データも残るので、撮りたいものにフォーカスして撮っておいて後で引いて使うことも可能。

M型ライカでは70cm以上寄れるレンズは極端に少なくなるが、ライカQではマクロモードにより最短撮影距離が30cmから17cmになる。つまりレンズ一体型カメラにも関わらず、広角から50mmの標準、そしてテーブルフォトや被写体に大きく近づいた近接撮影まで何役もこなすのがライカQのすごいところだ。

ライカQは日常においてカメラに求めるハードルを大体クリアしており、ライカ品質の描写に関しては文句のつけようがない。けっして安くないカメラであるが、「これさえあれば大丈夫」と思わせるパワーにあふれたカメラだと言えそうだ。



LEICA Q-Pのメリット、デメリット

  • 非常に見やすいEVF。
  • 28mmから更にクロップして撮影できる。
  • ボケやすいF1.7のレンズ。
  • 光学式手ぶれ補正あり。
  • 17cmまで寄れるマクロモード。
  • シグマ製バッテリーBP51が使える。
  • 軽くて超コンパクトではない。
  • 一体型カメラとしては高価。

LEICA Q-Pに関するアイテム

LEICA Q-Pで撮影された作例

LEICA QPHOTO BY CHRIS CANDID

LEICA QPHOTO BY Gential LAMBERT

LEICA QPHOTO BY Holger Weiß

LEICA QPHOTO BY CHRIS CANDID

LEICA QPHOTO BY CHRIS CANDID

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LEICA Q-Pを選ぶのに向いている人

まずはライカに興味がある人。いつかこの手にライカを、と思っていた人には最高のカメラとなるのがこのライカQだと思う。M型ライカを長く使っている人間から見ても、このライカQから出てくる絵はライカそのもの。

広角が得意なライカが積み上げてきたエッセンスを存分に備えつつ、クロップやマクロ機能でより一般的に使いやすくしたのがこのライカQであり、1台で完結する潔さを感じられる。

ライカは歴史が長く、数多くの魅力的なレンズがある。M型を使うとそれらの選択肢が選べることになるが、それはレンズ沼に足を一歩踏み入れることにもなりかねない。カメラやレンズ選びで悩むのではなく単純に写真を撮りたいのだ、そう思う人にこそライカQをおすすめしたい。

そして日常でさっと使えるコンパクトカメラを探している人にもぜひこのライカQは手にとってもらいたいカメラになっている。値段が高く、高嶺の花のように感じられるカメラかもしれないがそんなことはない。

作り込まれた質感のカメラを使う喜び、さっと何気なく撮っても様になる描写。きっと写真のある生活がより豊かになること間違いなしだ。



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