LEICA PHOTO | 007

冬の逗子小坪漁港をライカ M10-Dを持って訪れた

Jan 29, 2020 | kotsubo harbor

神奈川県逗子小坪。逗子というと海の街、そして夏のイメージが強いかもしれませんが、冬の佇まいもとても良いのです。逗子に来るといつも忙しくしている日々と少し距離をおいて、ゆっくりと自分と向き合える空気がそこにあります。そうそう、新しくライカを買ったのです。新しく迎えたのはライカM10-Dという液晶のないモデル。フィルムのようなカメラなので、より素直に撮影できる感覚です。新しいカメラのフィーリングを確かめながら逗子の小坪漁港を散歩してきました。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

逗子マリーナ周辺はヤシの木がたくさん植えられていて、なんともいえないトロピカルな雰囲気が気分を落ち着かせてくれます。いつか一度住んでみたいなぁと思わせる街並みがここにはあります。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

そこにある生活と
掻き立てられる旅情

レトロなキャンピングカー。持ち主はあらゆるところを旅した結果、逗子に落ち着いたのでしょうか。旅情を誘うものとカメラというのは相性がやはり良いものです。Leica M10-Dは見たままに気軽に撮影できるので神経質にならず、撮影のテンポを壊さないところもやはり良いなとしみじみ感じました。

今回のカラー写真についてはM10-DのjpgではなくRAWからVSCO FilmというフィルムシミュレーションができるLightroom用プラグインを使って書き出しています。再現するフィルムはKodak PORTRA 400。けっこうお気に入りのフィルムで、古い佇まいが残る場所なんかはこのPORTRA 400を使ってよく現像しています。本物のフィルムとは厳密にまた違うのでしょうが、見せたいように現像するひとつの手段としてはありだと思います。逗子の街並みもどことなく映画のように映し出してくれますね。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

見上げてびっくりするほどの急な長い石段を登ったところにある社。薄暗いところでしたがLEDのブライトフレームとフォーカシングエリアでピントも合わせられました。この日は日差しが強かったのでISO100にしていたのですが、ここだけオートにしてシャッタースピードをかせいで撮影。物理ダイヤルがあるのでこういった操作も撮影を演出する手順として楽しくなります。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れた冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

路地と35mmは相性が良い

小坪海岸から披露山に向けての山側へ少し入ると坂の小道がたくさんあります。尾道を彷彿させる細い路地だらけで、こういったところはやはりライカを持って歩くとワクワクします。民家が多いのでエチケットは守りながら、路地独特の雰囲気をおさめていくと街の記憶のようなものが浮き上がってきます。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れた冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

マンホールを撮っているわけではないのですが、、いつも構成要素としてアクセントになってくれるのでときどき意識して入れています。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

M10-Dで変わるレンズと目

ズミルックス35mmを開放のF1.4で。M10-DになってからM9で撮影していたときよりも滲みが細かく描かれる気がします。M9のときはこの滲みがなんとも古臭く見えてしまうときがありました。(色味の問題もあって画が破綻して爆発!という感じ。)よって対象や時間帯を選ぶなど使い方に注意が必要だったのですが、M10-Dになってから描写のコントラストや解像感が上がったことで、ピントの芯と、それ以外の滲みがより滑らかになって画作りがしやすい印象です。

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

冬の逗子小坪漁港をLeica M10-Dを持って訪れたLEICA M10-D Summilux 35mm F1.4

サムレストレバーに親指を引っ掛けて、気ままに歩いて写真を撮る。撮影された画像は確認できないから液晶ではなく周りをよく見て、次の被写体に意識を向ける。休日のカメラはこれくらいで良いのだと教えてくれるようなLeica M10-D。すごいものをおさめてやろうと意気込んで、ああでもないこうでもないと画像を確認するよりも、案外一度パシャッとシャッターを切るだけで良い写真が撮れることもあるもんです。

撮影で大事なのは準備、天気、いろいろありそうですが、第六感のような言葉にできない感覚やリズムを重視するのもありだと思います。私はこのLeica M10-Dが本当に合っているように思いました。それぞれのカメラがあって、それぞれの想いがある。その心象風景が写真に表れるとき、その写真はあなたにとって大切なものとなるはずです。カメラも写真も出会いなので、それを楽しむことを一番にこれからも撮影をしていこうと思います。

撮影の後にはきちんと清掃をするとカメラは長持ちします。

ゴミやホコリを飛ばすブロアーは必須。

センサーのゴミが気になったら自分でクリーニングもできます。

更にしっかり清掃したい場合はプロ仕様のクリーニングキットがおすすめです。

保管は必ず防湿庫へ入れましょう。ライカの場合下記のサイズがおすすめです。